ミエ吉の夢

2010年09月27日 月

今リライトの授業では、夏目漱石の手紙を筆ペンを使って和紙便箋に書いている。
筆ペンっていうのはなかなか難しいけど、楽しい。
お、今なかなかうまい具合に、それらしい感じに書けたんじゃないの〜なんて。
手紙の内容も漱石は照れ屋なのかな?とか、人が好きなのかもとか、色々考えられる。
もちろん、考えを巡らせられるのはプレゼンのおかげっていうのも大きい。
先週は、門弟である鈴木三重吉への手紙。
プレゼンで「三重吉はヒッキーで、ことあるごとに実家の広島に帰っちゃうんだよね〜」なんてのがあった。
おやおや?
私と一緒じゃん!
もうこの時点で漱石より三重吉に興味の軸が傾いてたりして。
いつの時代もこういうヤツっていたのねとか、私ってネモ吉じゃなくてミエ吉なのかもとか、くだらないことを考えてしまったり。
漱石も自分がメンタル弱いのに、三重吉に「神経衰弱は段々全快のよし結構」なんて書いちゃってるし。
その後に、こっちは大丈夫大丈夫!ってな感じで書いてるけど、本当に大丈夫なの?っていう。
でもコレってありがち。自分のことはとりあえず置いておいて・・・先に他人の心配をしてみる。
日本人ならではなのかな。

文学であっても人の心に触れるのはなかなか嬉しいこと。
人と関われるって私にとってプラスに働くなって思う。
それがイヤな想いであっても。
愚痴ばかりが頭に巡って、時には口にして、そんな自分に嫌気がさすけど、結果的には「ああはならないようにしよう」という反面教師になったり、どうやって防御しようかと方法を考えたり、自分を強くするための材料になったりもする。
性格上、相手に嫌味っぽくなってしまったりもするけど、それに気付けるのもまた良し。(相手はたまったもんじゃないだろうが)
・・・まぁ、できれば良い想いだけしていたいけど。

春には、人との出会いから、小さな夢もぽわんと産まれてきた。
ユメのような夢で、現実的じゃないけど、現実化させたいなと日を重ねるごとに思う。
まだまだ自分の中で温めていたいし、やっと産まれた大事な夢だから自分の口から伝えたい。
だから、何をしたいのかはココには書かないけど、孵化しそうになったら、もしくは孵化したらココに書いてみようかなと思う。
何年かかるのかなぁ。まず何から始めようかっていうのも迷子状態だけど、マイペースに現実化させていく。
きっと雑音に心折れそうになったり、人に流されそうになったり、なにより何も武器がないかもっていう恐怖心があるけど、足を一歩前に出してみようと思う。
頑張らないで踏ん張ってみる。

 

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